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わしぁカメラが好きなんじゃ!!:CAPAカメラネット

2016年6月24日(金)
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ファインダー搭載機の魅力と今後の要望…『キヤノン パワーショット G5 X』

キヤノン PowerShot G5 X(撮影:吉森信哉)
エッジが効いたシャープな印象の『キヤノン パワーショット G5 X』。

 前回は「キヤノン パワーショット G7X Mark II」の実写レポートをお送りしたが、実はそのカメラを借用する際に”もう1台のパワーショット”も一緒に借用した。今回は、そのカメラの実写レポートをお送りするよ。

 そのカメラは『キヤノン パワーショット G5 X』。G7 X Mark IIと同様、「1.0型」CMOSセンサーや、24-100ミリF1.8-2.8の大口径ズームレンズを搭載した、高性能タイプのコンパクトデジタルカメラである(焦点距離は35ミリ判換算の値)。これら撮影画像に直結する仕様は、前回のモデル「パワーショット G7 X Mark II」と変わらない。ただし、発売時期の関係で(G7 X Mark II は2016年4月、G5 X は2015年10月)、画像処理エンジンは1世代前の「DIGIC6」になっている。

 基本仕様での大きな違いは、G5 Xは電子ビューファインダー内蔵機である、という点。これはGシリーズでは唯一の仕様であり、そのクオリティも「約236万ドット有機EL・0.39型」と、なかなかハイレベル。これにより、周囲の環境や明るさに左右されず、構図やシャッターチャンスに集中できるようになる。

キヤノン PowerShot G5 X(撮影:吉森信哉)

キヤノン PowerShot G5 X(撮影:吉森信哉)
パワーショットシリーズではお馴染みの画質調整機能「マイカラー」と「ダイナミックレンジ補正(Dレンジ補正)」。マイカラーの「くっきりカラー」と「ポジフィルムカラー」、たしかに色鮮やかに仕上がるけど、ちょっとクドい(過剰)かな?

キヤノン PowerShot G5 X(撮影:吉森信哉)
画質モードをRAW+JPEG(ここではRAW+L)に設定すると、マイカラー、ダイナミックレンジ補正、暗部補正、などのアイコンは”設定不可”を示す暗転状態になる。

 だが、気になる点もいくつかある。これも発売時期が関係しているが、前回の「G7X Mark II」とは違い、EOSシリーズ譲りの仕上がり設定「ピクチャースタイル」機能が搭載されていない。搭載されているのは、コンデジ用の「マイカラー」。そう、画質モードがRAW+JPEG時には使用できないのである。当然、「ダイナミックレンジ補正」や「暗部補正」なども使用できなくなる。

 あと、画像処理エンジンが1世代前の「DIGIC6」のためか、RAW+JPEG時のAEB(オートブラケット)撮影の連写速度が”まったり”しているのも気になるなぁ。これも「DIGIC7」を搭載するG7X Mark IIと比較すると見劣りする点だね。

※「実写データ」ボタンをクリックすると、オリジナルデータが別ウィンドウで表示されます。

  • マイカラー:切

    キヤノン PowerShot G5 X 作例(撮影:吉森信哉)
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  • マイカラー:くっきりカラー

    キヤノン PowerShot G5 X 作例(撮影:吉森信哉)
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  • マイカラー:すっきりカラー

    キヤノン PowerShot G5 X 作例(撮影:吉森信哉)
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  • マイカラー:ポジフィルムカラー

    キヤノン PowerShot G5 X 作例(撮影:吉森信哉)
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◆共通データ:キヤノン パワーショット G5 X(24ミリ相当で撮影) 絞り優先オート F4.5 1/1000秒 WB:太陽光 ISO125 5472×3648ピクセル JPEG(※オリジナルデータ)

◆ ◆ ◆

キヤノン PowerShot G5 X(撮影:吉森信哉)
タテに構えたカメラを地面(草むら)に置いて、その位置から被写体や風景を見上げる…。バリアングル方式モニター搭載機でのこの撮影スタイル、やり始めると結構ハマるよ。

 液晶モニターの可動方式は「バリアングル方式」。G7X MarkIIが採用する「チルト方式」と比べると”タテ位置でも対応可能”というメリットがある。まあ、ヨコ位置の撮影だと、チルト方式の方がスマートでスムーズな方式と言えるわな。だけど、地面近くに咲く花をタテ画面で見上げるように狙う…といったアプローチはバリアングル方式でないと難しいからね。

キヤノン PowerShot G5 X 作例(撮影:吉森信哉)
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◆キヤノン パワーショット G5 X(24ミリ相当で撮影) 絞り優先オート F5.6 1/640秒 +1補正 WB:オート ISO250 3648×5472 JPEG(※オリジナルデータ)

◆ ◆ ◆

キヤノン PowerShot G5 X(撮影:吉森信哉)
大きさや重さは大したことなくても、一眼レフスタイルの「G5 X」のようなカメラには望遠画角を期待したい!?

ボディ本体(出っ張り部分や細部などを除く)のサイズは、G5 XもG7 X Mark IIもそう変わらない。だが、電子ビューファインダーを搭載するG5 Xは、その形状や撮影スタイルが一眼レフに近いモノになってくる。それだけに、搭載されるズームレンズのスペックが”G7 X Mark IIと同じ”という点は、ボク個人としては物足りなさを感じてしまう。液晶モニターを見ながらではなく、ファインダーを覗いて撮りたい…。そう感じるのは、本格的な望遠域で撮影している時ではないだろうか?

 正直なところ、ズーム望遠端が100ミリ相当のカメラなら、G7 X Mark IIのようにファインダー非搭載でもイイかな、と思う。そして、G5 Xのようなファインダー搭載機なら、開放F値を少し抑えても良いから「24-200ミリF2.8-4」のような望遠側が充実したズームレンズを搭載して欲しい。ええ、レンズ鏡筒部も含めてボディサイズや重さは多少増えたとしてもね(でも、ソニーRX10系やパナソニックFZ1000のような大きさや重さはカンベン)。

 今後、もし「G5 X Mark II」を出すとしたら、こ〜んな(↑)感じの仕様でお願いしますっ!!

キヤノン PowerShot G5 X 作例(撮影:吉森信哉)
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◆キヤノン パワーショット G5 X(24ミリ相当で撮影) 絞り優先オート F4.5 1/500秒 WB:オート ISO125 5472×3648ピクセル JPEG(※オリジナルデータ)

キヤノン PowerShot G5 X 作例(撮影:吉森信哉)
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◆キヤノン パワーショット G5 X(100ミリ相当で撮影) 絞り優先オート F2.8 1/320秒 +0.7補正 WB:オート ISO250 3648×5472 JPEG(※オリジナルデータ)

キヤノン PowerShot G5 X 作例(撮影:吉森信哉)
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◆キヤノン パワーショット G5 X(28ミリ相当で撮影) 絞り優先オート F4.5 1/800秒 WB:太陽光 ISO125 5472×3648ピクセル JPEG(※オリジナルデータ)

キヤノン PowerShot G5 X 作例(撮影:吉森信哉)
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◆キヤノン パワーショット G5 X(100ミリ相当で撮影) 絞り優先オート F2.8 1/200秒 -0.3補正 WB:オート ISO400 5472×3648ピクセル JPEG(※オリジナルデータ)

キヤノン PowerShot G5 X 作例(撮影:吉森信哉)
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◆キヤノン パワーショット G5 X(24ミリ相当で撮影) 絞り優先オート F4.5 1/1000秒 -0.3補正 WB:オート ISO200 5472×3648ピクセル JPEG(※オリジナルデータ)

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プロフィール

  • 吉森信哉
  • 吉森信哉 よしもりしんや
  • 撮影テクニック解説、カメラやレンズのインプレなどで活躍中の写真家。とにかくカメラが好きなことにかけては世界一!なレベルだと周囲は認めている(笑)。デジも銀塩も一眼もコンパクトもクラシックも、撮るのも触るのも見るのも夢見るのも買うのも、カメラだったらなんでも大大大好き! タイトルの言葉は広島出身の彼のリアルな心の叫びである。

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