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2017年8月30日(水)
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一般の望遠ズームより“ワンランク上”の仕様や描写が魅力『シグマ 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM』

キヤノン EOS 5D Mark IV+シグマ 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM | Contemporary(撮影:吉森信哉)
キヤノンのフルサイズデジタル一眼レフの中核モデル「キヤノン EOS 5D Mark IV」に『シグマ 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM』を装着。一般の望遠ズームと比べると大柄だが、400mmをカバーする製品としてはコンパクトな超望遠ズームレンズである。付属のレンズフードも適度なサイズで良い感じ。

< 本製品の概要 >

 現在、シグマの交換レンズは、Contemporary、Art、Sportsという3つのプロダクトラインに集約されている(以前からある製品を除いて)。その中のContemporaryラインは、優れた光学性能と小型軽量の両方を追求したハイパフォーマンスを目指したラインになる。

 『100-400mm F5-6.3 DG OS HSM』は、そのContemporaryラインに属する製品であり、一般の望遠ズーム(70-300mmなど)よりも長い焦点距離と描写性能を追求した “ワンランク上の超望遠ズームレンズ”。それでいて、価格は一般の望遠ズーム並に抑えられているので、とてもお買い得感のある製品と言える。そう、カメラメーカー製の400mmまでカバーする超望遠ズームって、かなり高価だからねぇ。ちなみに、キヤノンの100-400mmは25万円台で、ニコンの80-400mmは28万円台だが、シグマの100-400mmは約8万円。この価格差は非常に大きいよね(いずれも10%ポイント還元のある大手量販店の税込価格/執筆時)。

 もちろん、400mmカバーで価格が安いだけでは “お買い得感が高い製品” とは言えない。4枚のSLDガラスの使用やレンズパワー配置の最適化で、絞っても改善されない倍率色収差などを重点的に補正。「コンパクトさを実現しながら、画質の追求にも妥協しない」というコンセプトで、ズーム全域で高い描写性能を実現した製品なのだ。

シグマ 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM | Contemporary(撮影:吉森信哉)
鏡筒の左サイド(カメラを構えた状態で撮影者側から)に並ぶ、各種機能の操作スイッチ。上から、フォーカスモード切換えスイッチ、フォーカスリミッタースイッチ、OSスイッチ、カスタムモードスイッチ。どのスイッチも大きめで、視認性や操作性は良好。

◆ ◆ ◆

< ライバル製品との比較 >

 現在、300mm以上の超望遠域(超望遠の定義は曖昧だが)をカバーするズームレンズといえば、シグマやタムロンから発売されている「150-600mm F5-6.3」あたりがスタンダードな存在だろう。この超望遠ズームの人気は、2013年12月に発売されたタムロンの「SP 150-600mm F/5-6.3 Di VC USD」から始まったものが、このクラスの製品は “小型軽量化された超望遠ズーム” という印象がある。つまり、焦点距離はもちろん、大きさや重さに関しても、70-300mmのような一般の望遠ズームよりワンランク上の製品になる。

 一方、シグマの100-400mmは “望遠域を伸ばした望遠ズーム” という印象。大きさや重さに関しても、70-300mmよりも半ランクくらい上なのよね。半ランク、半ライス…いや、何でもない(笑)。ちなみに、150-600mmの仕様は、フィルター径95mm・全長260mm・重さ2kg前後くらい(モデルによって異なるが)。シグマの100-400mmの仕様は、フィルター径67mm・全長182.3mm・重さ1.16kg(シグマ用の値)である。

 もちろん、超望遠の効果(引き寄せ効果、圧縮効果など)を追求するなら150-600mmがオススメだが、前述のとおり一般の望遠ズームよりも大きさや重さが相当増す。だから、携行や手持ち撮影時の負担はかなり大きくなる。その点、シグマの100-400mmなら、一般の望遠ズームの感覚で…とは言わないが(笑)、明らかに150-600mmよりは楽に携行&手持ち撮影ができる。なお、キヤノンの100-400mmやニコンの80-400mmの重さも1.5kg前後になる。

◆ ◆ ◆

< 使用感&描写性能 >

 この「シグマ 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM」には三脚座が備わっていないので、その点に疑問や不満を持つ人もいるだろう。だが、携行性や手持ち撮影時の操作性を考えると、自分はこれで良いと思う。三脚座の出っ張りって、結構ジャマだからねぇ。あと、操作性に関しては、付属の専用フード(LH770-04)の装着によって、通常の回転式ズームだけでなく、速写性に優れる “直進式ズーム” 対応になる点もポイントが高い!

 描写性能に関しては、一般の望遠ズームよりはワンランク上という印象を持った。望遠端(400mm)・絞り開放(F6.3)という条件で数多く撮影したが、アマさや乱れが目立たなくて、非常にシャープでクリアな描写が得られた。AF性能や手ブレ補正効果も及第点と言えそうだし、70-300mmよりもワンランク上の望遠ズームを探している人には、この「シグマ 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM」はオススメの製品と言えそうだね。

※「実写データ」ボタンをクリックすると、オリジナルデータが別ウィンドウで表示されます。

SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM | Contemporary 作例(撮影:吉森信哉)
実写データ

キヤノン EOS 5D Mark IV シグマ 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM(260mmで撮影) 絞り優先オート F8 1/500秒 −1補正 WB:オート ISO125 6720×4480ピクセル JPEG(※オリジナルデータ)

SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM | Contemporary 作例(撮影:吉森信哉)
実写データ

キヤノン EOS 5D Mark IV シグマ 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM(400mmで撮影) シャッター優先オート F7.1 1/1000秒 WB:オート ISO640 6720×4480ピクセル JPEG(※オリジナルデータ)

SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM | Contemporary 作例(撮影:吉森信哉)
実写データ

キヤノン EOS 5D Mark IV シグマ 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM(400mmで撮影) シャッター優先オート F6.3 1/1000秒 WB:オート ISO640 6720×4480ピクセル JPEG(※オリジナルデータ)

SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM | Contemporary 作例(撮影:吉森信哉)
実写データ

キヤノン EOS 5D Mark IV シグマ 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM(400mmで撮影) 絞り優先オート F6.3 1/200秒 −0.3補正 WB:オート ISO800 6720×4480ピクセル JPEG(※オリジナルデータ)

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ドンケ F-2+シグマ 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM | Contemporary(撮影:吉森信哉)
飛行機撮影をおこなうため、常用バッグの「ドンケF-2」にシグマ 100-400mm F5-6.3 DG OS HSMを収納して羽田空港へGO! 全長が200mm未満のレンズなので、一般の望遠ズームの感覚で携行できるのがウレシイ。150-600mmだとこうはいかないからね。

SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM | Contemporary 作例(撮影:吉森信哉)
実写データ

キヤノン EOS 5D Mark IV シグマ 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM(400mmで撮影) シャッター優先オート F7.1 1/2000秒 WB:オート ISO800 6720×4480ピクセル JPEG(※オリジナルデータ)

SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM | Contemporary 作例(撮影:吉森信哉)
実写データ

キヤノン EOS 5D Mark IV シグマ 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM(400mmで撮影) シャッター優先オート F7.1 1/500秒 −0.7補正 WB:オート ISO640 6720×4480ピクセル JPEG(※オリジナルデータ)

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プロフィール

  • 吉森信哉
  • 吉森信哉 よしもりしんや
  • 撮影テクニック解説、カメラやレンズのインプレなどで活躍中の写真家。とにかくカメラが好きなことにかけては世界一!なレベルだと周囲は認めている(笑)。デジも銀塩も一眼もコンパクトもクラシックも、撮るのも触るのも見るのも夢見るのも買うのも、カメラだったらなんでも大大大好き! タイトルの言葉は広島出身の彼のリアルな心の叫びである。

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