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デジキャパ!

デジタルフォトコンテスト

2010年7月号入賞作品(評:吉森信哉)

金賞[コンパクトカメラ]

金賞[コンパクトカメラ]
「かくれんぼ」
 小野 真さん(埼玉県さいたま市)
パナソニック ルミックスFX500
天地や奥行きの感覚(見てる側の)が狂ったような……、そんな不思議な空間に、思わず見入ってしまいました。実は、この不思議な空間は“ビルの床”だそうで、子どもが寝そべっている様子を、吹き抜けの上から撮影したものだそうです。と、種明かしをすれば「なるほどね」と納得できるのですが、それにしてもユニークな場面を見つけましたね。タイルの柄が絶妙ですし、モノクロ化することにより、その不思議さがより強調されています。【吉森】

池袋のサンシャインビルで撮影しました。子どもが数人遊んでいましたので、しばらく何か起こらないかと立ち止まって、撮影のチャンスを待ちました。【作者】

金賞[一眼レフカメラ]

金賞[一眼レフカメラ]
「タイム」 浅井誠章さん(神奈川県藤沢市)
キヤノン EOS KissデジタルX、EF-S15〜85ミリF3.5-5.6
真っ暗な闇の中に、斜光線を浴びた古びたアンティーク時計が、印象的に浮かび上がって見えます。その“光と影”が大きなポイントになっていますが、この作品には、そんな視覚的効果とは一味違う“時間性”や“ドラマ性”も感じられます。それは、この古びた時計自体の“被写体の魅力”がもともとあったこと。そして、ドラマチックな光と影が、古びた時計を“作品としての力”に昇華させているのです。とても味わい深い作品です。【吉森】

この度は、私の作品を金賞に選んでいただき、本当にありがとうございます。ずっと金賞をとることを目標に頑張って作品を撮ってきたので、念願がかない感激しています。これからも頑張っていきますので、どうかよろしくお願いいたします。【作者】

佳作

佳作
「僕も欲しいよ〜」 黒木耕二さん(千葉県市川市)
ニコン D300、ニッコール500ミリF4
ラジコンのヘリコプターが浮かんでいる様子が、1/1000秒の高速シャッターでシャープに写し止められています。とても“写真的な描写”ですよね。そして、そのヘリコプターを見つめる少年の姿との対比もユニークです。【吉森】

先月に引き続き、佳作選出ありがとうございます。河川敷でラジコンヘリが飛んでおり、それを見つめる少年が気になり撮影したものです。三脚で動けなかったのですが、位置とタイミングに恵まれた1枚になりました。【作者】

佳作
「桜吹雪」 桂木文男さん(静岡県静岡市)
キヤノン EOS50D
私は常々、サクラの醍醐味(魅力)は、満開時よりもむしろ散り際にある……と思っています。でも、実際に撮ろうとすると難しいですよね。この作品では、望遠画角と明暗差を利用して、見事な“散り際”が写されています。【吉森】

10年以上前に桜吹雪の写真を見て、いつか自分もと思ってきましたが、この日までチャンスはありませんでした。この出会いにドキドキしながら約1時間、やっとこの1枚が撮影できました。ありがとうございました。【作者】

佳作
「テーブルから始まる」
 うえだひろこさん(東京都中野区)
ニコン D40、シグマ30ミリF1.4
テーブル上に置かれた、紙ナプキンと一輪挿しの花。何げない被写体ですが、明るめの露出と前後のボケで、さわやかな雰囲気を生み出しています。また、グラスに伸びる手が、雰囲気だけではないドラマ性も感じさせてくれます。【吉森】

いつもとは違う視点で切り取るカメラの世界にはまっています。吉森先生からコメントをいただいたドラマ性を、これからはもっと意識していきたいと思います。ありがとうございました。【作者】

佳作
「春の公園」 奥村咲太郎さん(福岡県古賀市)
キヤノン EOS7D、トキナー10〜17ミリF3.5-4.5フィッシュアイ
魚眼効果が得られるレンズで、平凡な公園風景を、フォトジェニックな光景に仕上げています。また、単なる魚眼効果だけでなく、花に目いっぱい接近した点や、シルエットの子どもの存在などが、見る者を引きつけます。【吉森】

子どもとの公園は、今や貴重な撮影タイムです。自由気ままに動き回る子どもを、作品っぽく撮ることに、いつも苦労しています。この写真は帰り際のタイミングで、ようやく撮れた1枚でした。ありがとうございました。【作者】

佳作
「開演前」 戸端英晴さん(兵庫県加古川市)
ニコン D70、ニッコール18〜135ミリ
お祭りの催し前でのワンシーンでしょうか。壇上のカラフルな幕や、その下の紅白が、とても色鮮やかで目を引きます。また、単に色鮮やかなだけでなく、そこに映る木立の影が、会場の穏やかな雰囲気を感じさせてくれます。【吉森】

古く由緒ある神社の、秋祭りの日です。この日は子どもから老人まで参加する演芸大会が終日行われ、大勢の見物で賑わいます。まだ見物人のいない早朝から開演を待つ二人の少女と、進行係のおじさんをスナップしました。【作者】

佳作
「ピンクの冠」 求磨川貞喜さん(岡山県岡山市)
ニコン D40、ニッコール18〜55ミリF3.5-5.6
色鮮やかな花の群生は、多くの人がカメラを向けたくなる被写体です。求磨川さんはそんな群生の前に、あえて同じような形の植え込み(緑)をかぶせ、花の群生をリングに見立てました。発想のユニークさに感心しました。【吉森】

自宅を早めに出て、会社の近くにある運動公園で散歩しながら、写真を撮るのが日課になっています。ある春の日、ピンクの花のツツジを見つけました。緑の葉っぱとピンクの花の対比が面白く、カメラを向けました。【作者】

佳作
「moon jelly」 小林美紀子さん(神奈川県鎌倉市)
ペンタックス K20D、FA77ミリF1.8
絶妙な色合いのグラスの群れが、ボケ効果と相まって、幻想的な雰囲気を醸し出しています。そのグラスの中に、かわいらしいクラゲ! 不思議な色合いの中で、その姿がとてもオシャレに感じられます。タイトルもステキです。【吉森】

実は、初めての応募での入賞。非常に光栄です。作品自体の仕上がりもそうですが、タイトルのネーミングにも力を入れていますので、日々頭を柔軟にする努力をしております。【作者】

佳作
「早朝の古城跡」 磯崎輝彦さん(大阪府枚方市)
ニコン D90、タムロン18〜250ミリ
ドラマや自然ドキュメントの映像のような、とてもドラマチックな風景ですね。古城の石垣やサクラの木も魅力的ですが、そこに朝霧が広がることで、よりダイナミックな風景に変貌したのです。撮影時間帯が絶妙なんですよね。【吉森】

雲海の出現を期待し、竹田城跡に到着しました。自分のいる場所に靄(もや)が立ち込めてきました。仮眠をとる予定だったのですが、気が焦り、決めていた場所に移動して撮影しました。このように、自然と一体になれる撮影を楽しみたいです。【作者】

佳作
「不安」 黒澤一章さん(群馬県高崎市)
ペンタックス K10D、DA10〜17ミリF3.5-4.5フィッシュアイ
画角が広くて、湾曲して写る魚眼レンズ。そのクセのあるレンズで空を広く写し込むと、普通は間が抜けたり、単調になりがちです。しかし、この曇り空には最適でしたね。タイトルどおりの不安感や緊張感が伝わってきます。【吉森】

部屋からふと空を見ると、怪しそうな雲が。これは魚眼レンズに最適な被写体と思い、レンズを付けてベランダへ。近所の新築の家が人間の顔のように見えるので、これを入れてフレーミングしました。雲の雰囲気を強調するため、HDR加工をしました。【作者】

佳作
「少しでも高く」 坂田秀友さん(埼玉県久喜市)
キヤノン EOS50D、EF-S18〜200ミリF3.5-5.6
この手のスポーツ写真は、ボールに絡む選手だけに注目しがちです。しかしこの作品は、ボールに絡む選手だけでなく、左側の選手の動きにも躍動感があって見応えがあります。ただし、背景は少しシャープに見え過ぎていますが……。【吉森】

選手がゴールを目指して、ドリブルする場面を狙って撮影しています。仕方ないことですが、予想したとおりに動いてくれませんので、ピント合わせには苦労しています。吉森先生のご指摘どおり、今後は絞り優先で撮影したいと思います。【作者】

佳作
「想う」 望田幸成さん(愛知県名古屋市)
キヤノン EOS5D、EF85ミリF1.8
タイトルのイメージとは少し違う気もしますが(私の印象ですけど……)、逆光特有の透明感や、“凛としたまなざし”が魅力的です。また、古い学校をイメージさせるこの撮影場所も、ドラマ性が感じられてイイですね。【吉森】

久々の掲載、ありがとうございます。時々撮らせていただいているモデルのMAKIさん。このときは窓際のやわらかい光を使って、しっとり撮らせていただきました。笑顔もステキですが、こういった凛とした表情もステキです。【作者】

佳作
「ビックリした!」 星野大起さん(神奈川県横浜市)
ペンタックス K-7、シグマ50ミリF2.8マクロ
星野さんが公園で娘さんを撮影中に、風で飛んできたサクラの花びらが、娘さんのほっぺたに偶然ペタッとくっついたそうです。いや〜、絶妙のシャッターチャンスですね。このビックリした表情が、文句ナシにかわいいです。【吉森】

今年はサクラの咲きが悪く、普通のスナップを撮って帰ろうと思ったのですが、思わず面白い写真が撮れました。これからも成長して、日々変わっていく子どもの姿を追いかけたいと思います。【作者】

佳作
「願い」 桝田吉雄さん(兵庫県明石市)
キヤノン パワーショットG10
巡礼中の人たちの後ろ姿だけでなく、その人たちが使っている杖を手前に入れたことで、絵柄的にも内容的にも、深みが感じられます。欲を言えば、もう少し杖を大きく写したいですし、青みのある色調も補正したいところです。【吉森】

巡礼者は求める被写体ですが、いざ絵にするには苦労します。この度は、ラッキーにも杖が手前にありましたので、慌てて撮影した1枚です。ありがとうございました。【作者】

佳作
「bloom」 清水智史さん(福島県相馬市)
キヤノン パワーショットS3IS
太陽を目指すように咲いている……そんなニチリンソウのクローズアップ。コンパクトデジカメのマクロ機能を生かした作品です。花びら全体ではなく、シベ部分に光が当たっている、というのも立体感があってイイですね。【吉森】

ニリンソウの群落の中に、シベ部分にだけ日が当たっている個体を見つけました。ちょっと不思議な光景です。何枚か撮影しているうちに光は徐々に逃げていき、やがて全体が影の中に入ってしまいました。【作者】

佳作
「おヒゲ。」 わきざかともやさん(滋賀県彦根市)
ソニー サイバーショットR1
ネコを被写体に選ぶ人は多くいますが、その多くはポーズや表情に注目して撮影されています。ですが、この作品の注目点(ポイント)はヒゲ! 毛並みや柄ではなくヒゲですかぁ(笑)。その視点のユニークさに感心しました。【吉森】
佳作
「記念撮影」 増田 恵さん(長野県長野市)
パナソニック ルミックスFZ50
ライトアップされるシダレザクラと、観光地に付き物の顔出し看板。まず、この2つの要素を一緒に写し込んだ点に驚きます。そして、看板を“サクラの前で記念写真を撮るカップル”に見立てた発想も面白いですね。【吉森】

平日だったので見物人は少なかったのですが、その分いろいろな角度で撮影できました。そして帰りにふと見ると、顔出し看板があったので、顔穴からライトが見える角度で撮りました。角度が悪く、男性からのライトが無く残念でした。【作者】

佳作
「花」 川口善也さん(岐阜県多治見市)
パナソニック ルミックスFX9
黄色が鮮やかなナノハナは、春(特に早春)を代表する被写体です。ここでは開花した花ではなく、水滴が付着したツボミに狙いを絞ってクローズアップされています。それが独特のみずみずしさにつながっています。【吉森】

雨上がりの朝、ナノハナのつぼみについた水滴が、とてもきれいで宝石のような感じでした。コンパクトなデジカメのおかげで、通勤途中に撮ることができました。【作者】

佳作
「stone forest −葬送の地−」 森本 徹さん(大阪府豊能郡)
リコー CX2
無縁仏となった多くの石仏や石塔……。多くの人は、写真に撮ろうと思わない被写体かもしれません。ですが、ハイコントラストなモノクロ写真にすることで、民話の世界に通じるような不思議な雰囲気が生まれています。【吉森】

念仏寺を訪ねて、古い石仏や石塔には、素朴でかわいらしい石がたくさんあると感じました。「民話の世界に通じる……」とのコメントは、私が写真を撮ろうと思った動機にかなり近いもので、たいへん嬉しく思います。【作者】

佳作
「山里の朝」 鳥羽昭伸さん(三重県松阪市)
キヤノン パワーショットA720IS
自然豊かな山里の風景が、何とも郷愁を感じさせますね〜。そして、太陽の高度が低い朝を選んだことで、光と影による立体感も生まれています。そんな撮影状況なので、花桃の鮮やかなピンク色もより際立ってきます。【吉森】

選んでいただき、たいへん嬉しく、また光栄に思っております。先生のコメントどおり、太陽の高度がまだ低い春の朝でしたので、光(明)と影(暗)が作る山里の朝の空気感を、花桃の木をポイントにして表現できたと思っています。【作者】

佳作
「メタリック・リーフ」 井上英樹さん(福岡県久留米市)
リコー CX3
花びらや葉などは、逆光で撮ることにより、独特な透明感を得ることができます。そんな基本を踏まえたうえで、作者の井上さんは、ハイコントラスト化とモノクロ化にトライ! 独特な無機質感を演出することに成功しています。【吉森】

ハナミズキを撮影しに公園へ。ふと目に止まったのが、透かされた葉脈はっきりの葉でした。カラーでも撮ったのですが、ここはCX3の機能を使って撮影。すると、より鮮明に、ハガネのような葉ができあがりました。【作者】