1. ホーム
  2. デジキャパ!
  3. デジタルフォトコンテスト
  4. 2011年5月号入賞作品

最新号紹介

CAPACAPA 9月号
EOS 6D Mark IIライバル機対決も!今「ミドル・フルサイズ」が狙い目 ワイドレンズを使いこなす 月プラスαのアレンジ撮影 【付録】紅葉撮影ハンドブック詳細はこちら
デジキャパ!デジキャパ! 9月号
ミラーレス一眼の「現在地」 メシ&カシ写真の上達法 便利に使うレンズレンタルサービス EOS 6D Mark II ホントに使えるスマホ写真アプリ 詳細はこちら
最新カメラムックカメラムック - 別冊・書籍 -
学研のカメラ・写真・撮影テクニック本。オンライン販売もこちら!一覧を見る
  • Twitter
  • Google+
  • Facebook

デジキャパ!

デジタルフォトコンテスト

2011年5月号入賞作品(評:吉森信哉)

金賞[コンパクトカメラ]

金賞[コンパクトカメラ]
「幻影」
 大西宏徳さん(愛知県稲沢市)
パナソニック ルミックスFZ50
人形やダルマを供養で焚き上げるシーンはよく応募されてきますが、この作品のダルマは、その存在感に圧倒されます。また手前に普通サイズ(?)のダルマがあるので、その大きさが際立っています。そして、周囲を包む炎が作り出す“空気の揺らぎ”によって、奥に見える観客の姿が、まるで油絵の描写のよう。そんな現実離れした光景が、「季節の風物詩」という枠を超えて“情念”や“業”といった世界を生み出しているように思えます。【吉森】

選んでいただき、ありがとうございます。金賞ですので、喜びは最高です。いつも何か変わった写真を、と考えています。先生に意図を読み取ってもらえました。【作者】

金賞[デジタル一眼]

金賞[デジタル一眼]
「りぼん」 高藤久留美さん(大阪府大阪市)
ソニー α350、18〜200ミリ
明石海峡大橋にのぼるツアーでのワンシーンだそうです。ということは、この人は工事現場の人ではなく参加者!? 鮮やかなオレンジ色のヘルメットの横に、なんとアゲハチョウがピタッ! 本人は気づいてないのでしょうが、それだけに写真的な面白さが増してきます。「あっと思った瞬間……飛んでいきました」とコメントにありますが、これぞスナップショットの魅力!! と称賛したくなる傑作です。軽やかで味のあるタイトルも秀逸です。【吉森】

明石海峡大橋ブリッジワールドに参加したときのものです。オレンジ色のヘルメットの男性は、ツアーの案内人の方です。チョウを見たときは、「早くシャッターを押さなきゃ」とドキドキしたことを思い出しました。【作者】

佳作

佳作
「姉妹雷」 増田 恵さん(長野県長野市)
ニコン D300、ニッコール18〜200ミリF3.5-5.6
三脚を使って、長時間露光をすれば撮れる……といっても、実際に“見事な雷”を写すのは簡単ではありません。この作品では、見事な雷が2本も! ピンクっぽい空の色に合わせて、タイトルを「姉妹雷」とした点にも感心しました。【吉森】

やはり雨もすごく、雷も遠くもなく、近くに落ちないか心配でした。これほど近くて方向もよい雷は見たことがなく、また以前から撮りたいと思っていた雷写真でしたので、怖さも危なさも忘れて、ワクワクして撮影しました。【作者】

佳作
「たのみましたよ」 横山文男さん(栃木県宇都宮市)
ペンタックス K10D、タムロン70〜200ミリF2.8
昔ながらの丸型の郵便ポスト。私などは、それだけで無条件に撮ってしまいます(笑)。この郵便ポストと投函者の手の、両者の“年季の入り方”が印象的です。また、周囲を包む暖かみのある光も味わい深いですねぇ。【吉森】

田舎の丸いポストへ投稿する人たちからは、「ご苦労様です、宜しく頼みましたよ」と、労をねぎらう感謝の気持ちが伝わってきます。そんな思いを伝えたかった作品を、吉森先生に選んでいただき、喜びと感謝の気持ちでいっぱいです。【作者】

佳作
「15歳」 栗原眞純さん(京都府京都市)
ニコン D200、タムロン18〜270ミリF3.5-6.3
バレリーナ? 舞台女優? そんな雰囲気が漂う、上品で美しいポートレートです。さり気ないライティングやアングルにも好感が持てます。初めてモデルを務めた幼さが残る女性だそうですが、その魅力が十分伝わってきます。【吉森】

限られた時間内でポートレート撮影をする際、私は最初の10分で、モデルさんの美しさを最も引き出すことのできる角度を見つけます。そして、その角度で採光を考え、モデルさんと話しながら、刻々と変わる表情をとらえることに集中します。【作者】

佳作
「雫の結晶」 乾 敏男さん(京都府向日市)
ニコン D40X、タムロン90ミリF2.8マクロ
花弁や果実に付着した雫をマクロレンズでクローズアップ……という手法はよく目にしますが、この作品の雫はひと味違います。なんと、雫の中に氷の結晶が! 着眼点がユニークですし、南天の実の「赤」との組み合わせも美しい。【吉森】

前日に雪が降り、南天と雪の組み合わせをイメージして撮影に出掛けたところ、残念ながら雪は融けていました。しかし、雫の中に氷の結晶を見つけ、かえって幸運に恵まれた形となりました。【作者】

佳作
「マジックアワー」 根立 昇さん(東京都大田区)
ニコン D70、シグマ18〜50ミリF2.8
夕暮れどきの“空のグラデーション”が、とても美しい。また、海面の反射も取り入れながら、広大さや奥行き感がうまく表現されています。そして、遠くに写り込んだ車のライトの輝きが、独特な透明感を生み出しています。【吉森】

入賞、ありがとうございました。冬の東京湾アクアラインを、千葉県側から撮影しました。天気もよく、狙いどおりのマジックアワーを撮影できました。【作者】

佳作
「冬の装い」 池添 翔さん(東京都府中市)
キヤノン EOS5DマークII、EF70〜200ミリF2.8
独特の立ち姿が印象的なミーアキャット。このシーンはタイトルにあるとおり、まさにマフラーを巻いた“冬の装い”ですね。実は、子どもが親の体をマフラー代わりにしているそうです。構図の巧みさが光る作品です。【吉森】

初めて写真を投稿し、そして掲載していただき、ビックリするやら嬉しいやらで、舞い躍っております。動物が好きで撮り続けてきましたが、今回の掲載とコメントをいただき、最近のスランプを抜けられた気がしました。【作者】

佳作
「悠春の時」 金岡明光さん(大阪府門真市)
ニコン D40X、ニッコール18〜55ミリ
何とも穏やかな光景ですね。その“穏やかさ”は説明不要かもしれませんが、技術的にもなかなか見事です。天気や時間帯もいいですし、視点や構図もしっかりしています。この場所に行きたいな〜、そう思わせてくれます。【吉森】

田舎の風景にこだわり、いつも撮影している場所ですが、一期一会ですね。この日の夕方、この夫婦がお弁当を持って花見をしており、撮影の許可を得て撮らせてもらいました。人が入ることで現実味が増し、ここで花見がしたいという狙いどおりになりました。【作者】

佳作
「肉スーツ」 奥村咲太郎さん(福岡県糟屋郡)
キヤノン EOS KissデジタルN
 トキナー10〜17ミリF3.5-4.5フィッシュアイ
実にインパクトのある写真です。そしてタイトルを見て、思わず笑ってしまいました。確かに“肉のスーツ”のようですね。娘さんだそうですが、大きくなってから恨まれるかも!?(笑) でも、よい記念になるでしょうね。【吉森】

娘には申し訳なかったのですが、太りに太った尻と足を使わせてもらいました。【作者】

佳作
「海の森に迷い込む」うえだひろこさん(東京都中野区)
ニコン D7000、ニッコール24〜85ミリF2.8-4
透明感のある“青い世界”というのが、水族館内のシーンの印象(固定観念)です。でも、こういう海草だらけの岩場もありますよね。そんなシーンから“海の森”を連想して、タイトルも絡めて作品にした点に感心しました。【吉森】

この度は選んでいただき、ありがとうございました。見た瞬間に森みたいと感じたことを、そのままタイトルにしてみました。吉森先生のお言葉、とても嬉しいです。これからも撮り続けたいと思います。【作者】

佳作
「color wind」 戸田真奈さん(東京都板橋区)
キヤノン EOS KissX4、EF-S18〜55ミリF3.5-5.6
街中で見つけた雑貨だそうです。風で回転することで、不思議な色彩が生まれています。このパステル調で不思議な色が魅力的です。ただ、構図がやや中途半端なのが残念。もう少しアップめに狙ったほうがよかったですね。【吉森】

初応募で佳作なんて、嬉しい限りです! この雑貨は回っているときがきれいなのに、風が突然やんでしまい、自分で回して撮影しました。なので、ご指摘のとおり構図まで気がまわらず……。でもこれを励みに、また応募したいと思います!!【作者】

佳作
「春節」 伊藤克朗さん(愛媛県新居浜市)
ニコン D50、タムロン18〜200ミリF3.5-6.3
春節(旧暦の正月)の祝いの準備をしているシーンでしょうか。日本人にはなじみのない、その異国情緒に引かれたというより、白塗りの顔のまなざしの強さに引かれました。ノイズで荒れた画面も、この作品には合っています。【吉森】

レンズが暗かったので露出を大幅にマイナス補正し、パソコンで明るく補正した結果、ノイズで荒れた写真となりました。そのことが気がかりでしたが、逆に肯定的に評価していただいたことは、望外の喜びといえます。【作者】

佳作
「目覚めると海の底」 吉川優子さん(北海道札幌市)
キヤノン EOS KissX2、タムロン17〜50ミリF2.8
海底をイメージした“青い世界”が印象的ですね。しかも、その独特の色調だけでなく、フラッシュやソフトフィルターなどを駆使して、細かい雪の描写にもこだわっています。それが幻想的な描写につながっています。【吉森】

寒いのは大の苦手なのですが、せっかく北海道に住んでいるのだから、北海道らしい冬の写真を撮ろうと思って頑張りました。その甲斐あって、今回佳作に選んでいただき嬉しいです。【作者】

佳作
「ランタン幻想」 岡部誠二さん(長崎県長崎市)
キヤノン EOS40D
 トキナー10〜17ミリF3.5-4.5フィッシュアイ
私は行ったことがありませんが、この「長崎ランタン祭り」は、かなり魅力的な題材のようですね。「魚眼ズーム+カメラ回転」という手法で、動感やにぎわいが表現されています。もう少しアップめに写せればベストでした。【吉森】

ランタンフェスティバルの幻想的な雰囲気を出すため、カメラの回転スピードを変えながら、何度も撮影しました。来年は先生のアドバイスのように、カメラアングルを工夫して、さらに幻想的に撮影したいと思います。【作者】

佳作
「駐輪事情」 大島雅文さん(岐阜県多治見市)
カシオ エクシリムEX-H10
ん、何? あ、2台の自転車が変テコに置いてあるんですね。なぜ!? しかも、灯篭とか毛布とかも一緒に……。見れば見るほど変な写真です(笑)。「何コレ?」という光景にとっさにカメラを向ける。スナップの基本ですね。【吉森】

マイカー2台どころか、自転車を2台置くスペースもない路地の家に、何と見事な置きっぷり! 撮って讃えたい気分になりました。【作者】

佳作
「農夫」 浅井誠章さん(神奈川県藤沢市)
キヤノン EOS KissデジタルX、タムロン70〜300ミリF4-5.6
浅井さんは毎月、多くの作品を応募してくださいますが、題材や応募量が多すぎる気がします。もう少し題材を絞り、吟味した作品を応募することをオススメします。この作品は、光と陰が印象的で、農夫の深みが表現されています。【吉森】

久しぶりの入選、本当に嬉しく思います。本当にありがとうございます。また入選できるよう、頑張っていきたいと思います。【作者】

佳作
「昔を想う」 河野涼子さん(神奈川県藤沢市)
リコー GRデジタルIII
何の変哲もないテニスコートですが、レタッチによる(?)ソフト効果で、幻想的な光景に仕上がっています。そう、タイトルのような“想い”が浮かびます。わずかに水平が傾いているので、そういった点を注意したいですね。【吉森】

塀によじ登りながら撮りました。テニスコートを見ていたら昔を思い出し、懐かしい気持ちになりました。久しぶりに吉森先生に選んでいただき、とても嬉しく思います。ご指摘いただいた点にも、気をつけたいと思います。ありがとうございました。【作者】

佳作
「日溜まり」 加藤和弘さん(三重県津市)
リコー R10
民家の庭先の日だまりに、ネコやアロエの花が見られます。手前から日影が伸び、それがマイナス補正で引き締められ、日だまりの印象が強くなっています。ですが、このマイナス2補正は少し過剰に感じます。マイナス1補正くらいが適正値では!?【吉森】

コンパクトデジカメを片手に、街(集落)の中に入り、狭い路地をうろうろ。いつもの漁港近くの目をつけていた民家に、ネコが初めていました。ここぞとばかりにシャッターを切りました。【作者】

佳作
「播州美人」 大西 隆さん(大阪府茨木市)
ニコン D80、ニッコール70〜300ミリ
「播州美人」が描かれた巨大な凧を、裏側から支えている人の手……という場面だそうです。その手が入ることで、この美人絵の巨大さがよくわかります。インパクトの強さだけでなく、いろんな想像が浮かんでくる作品です。【吉森】

吉森先生、よい選評をいただき、ありがとうございます。今後もこんなシーンを楽しみたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。【作者】

佳作
「誘う、水墨画の世界へ」 井上英樹さん(福岡県久留米市)
カシオ ハイスピードエクシリムEX-ZR10
最近のカメラに搭載されているHDR(ハイダイナミックレンジ合成)機能を利用して、肉眼とは違う階調再現になっています。この機能、明暗差の大きい場面などで多用されますが、その描写を水墨画に見立てた点に感心しました。【吉森】

普段はカモが泳いでいる普通の池ですが、この日は朝から霧が立ち込め、薄っすらと太陽が顔を出すという状況でした。そこで、HDRアート機能で撮ると、教科書に載っていた雪舟の「水墨画」のような雰囲気となりました。【作者】

佳作
「チンドン屋が通る」 山森真司さん(愛知県一宮市)
ニコン D90、ニッコール18〜200ミリF3.5-5.6
チンドン祭りでの1コマだそうですが、休憩中の様子をとらえた点に好感が持てました。演奏中には“一瞬をとらえる醍醐味”がありますが、こちらのほうは“演者の素顔”が垣間見られてホッとさせられます。背景もイイですね。【吉森】

多数の作品の中から、小生の拙作を選んでいただいて、ありがとうございました。私どもの近くの町で行われたチンドンまつりでの作品ですが、町流しの情景よりも、チンドン屋さんの心情が表出されるような作品を心掛けました。【作者】