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1990年代半ば、エイズは“死の病”から“慢性病”へと劇的な変化を遂げた。そのころはまだ、貧しい国々では感染者が治療を受けることは難しかったが、2002年に世界エイズ・結核・マラリア対策基金(世界基金)が設立され、抗HIV薬の価格低下も実現したことで、発展途上国でもエイズ治療が可能になり、多くの命が救われるようになってきた。
本展は、世界基金と報道写真家集団マグナム・フォトが共同制作したドキュメンタリー・プロジェクトの一環である。マグナム所属の写真家8名が9か国のエイズ患者を取材し、患者の命と人生に劇的な変化をもたらしたエイズ治療の最前線を、約550点の作品を通して紹介する。治療を開始したことにより元気を取り戻した人々、また一方で治療の開始が遅すぎて命を落とした人々の、さまざまなストーリーが描かれている。
会期中の9月12日(日)14:00〜15:00には、ミス・ユニバース2007の森理世さんによるスペシャル・ゲスト・トーク「世界中の同世代に気づいてほしいメッセージ」を開催する。