Menu
最新ニュース
満を持して登場した有効1210万画素、ニコン初のフルサイズフォーマットCMOSセンサー搭載のフラッグシップ機。51点AF(中央15点はf5.6対応クロスセンサー)、3D-トラッキングなど全ての機能が完全プロ仕様。
さすがはフルサイズ。ファインダー像は大きく、のぞいていて気持ちがいい。やっぱりこの空気感はたまらない。撮影した写真を見てもそれを感じる。撮像素子が大型になることで技術的、物理的なメリットがあるが、それよりも撮影者の感覚的な問題の方が大きいのではないだろうか。
有効画素数1,210万画素を少ないとする声もあるが、筆者的にはこれで十分だと判断。大判プリントを前提とした作品づくりにおいて、画質はもちろんRAW現像やレタッチといった後処理を考えても、現段階で最もバランスのよい選択だと考える。それよりむしろレンズ性能のほうが気になる。D3のポテンシャルを最大限に引き出す決め手は、「AF-Sニッコール14〜24ミリF2.8G ED」と「AF-Sニッコール24〜70ミリF2.8G ED」とのセット購入だろう。特に「AF-Sニッコール14〜24ミリF2.8G ED」は広角端で絞り開放から画面の隅々まで満足のいく画質が得られる。
機能性などはD300と共通している部分が多く見られるが、D3には9コマ/秒の高速連写、CF+CFのダブルスロット、DXフォーマットでのクリップ撮影など、プロユースとしてのアドバンテージもある。しかし、高密度51点AFシステムはD300のほうが画面に対して広範囲をカバーしていて有利であるように感じるなど、D3がすべてにおいて優れているというわけではない。むしろD300との大きな違いはその圧倒的な高感度画質だ。
「水準器表示」は個人的にうれしい機能だが、これで確認できるのは1WAYのみ。風景撮影などが中心ならこれでもいいが、プロユースならば2WAYが必須だろう。ライブビューでリアルタイム表示できるともっと便利だ。
ISO6400まで常用可能と、驚異的な高感度画質が魅力。標準感度がISO100だったらもっとよかった。
細々とした操作性の向上が感じられた優れたカメラ性能で定評のあるニコン。D3はさらなるブラッシュアップでより完成度が高まっている。グリップ感もとてもいい!
ストレスフリーのレスポンス性能。ファインダー像、ボタンやダイヤルの操作感など「気持ちいい」が満載。
画素数は少ないが、同じ35ミリ判フルサイズのEOS-1Ds Mark IIIよりD3のほうがお買い得感はある。
D300も捨てがたいが、やっぱり35ミリ判フルサイズのD3がいい。新ニッコールレンズのさらなる充実にも期待。