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600万画素、AF測距点は3つなど機能的には割り切った作りながらも、小型軽量で使いやすく安価という明快なコンセプトが結実したエントリーモデルの名機。広視野角2.5型液晶モニターやグラフィカルユーザーインターフェースで操作が一目でわかり、最高速1/4000秒ながらシンクロは1/500秒可能という必要十分以上のシャッター、600万画素の“軽さ”を生かして連続100コマまでの高速連続撮影が可能(高速メディア時)、これでボディが5万円台(発売当時)と、カメラ店で大人気なのも納得のカメラ。
デジタル一眼レフのラインナップの差がいまいちハッキリしないじゃない! と、思っている人も多いんじゃないかな。さすがにフラッグシップ機になると、値段も機能も格段にハイレベルだけど、ミドル機とエントリー機の差は、かなりビミョーになってくる。センサーの画素数も同じだし、基本機能もそう変わらない、むしろセンサーへのゴミ対策ではエントリー機の方が進んでいたりする。…って、それって「キヤノンの話」って丸分かりだろう(笑)。
その点、このニコンD40の割り切りは、ある意味とっても爽快。センサーは十二分にこなれている有効610万画素タイプで、AFシステムも「測距点3点」とシンプルそのもの。で、AFが機能するのは超音波モーター仕様のレンズのみ、という制約付き。いや、これはさすがに割り切りすぎだろう!! そう思ったね、最初は。
でも、いざフタを開けて(発売されて)みたらバカ売れ。あー、画素数もAF仕様&制約も、多くの人はあまり気にしなかったみたいデスネ。「小さくて軽くて使いやすく、そして価格も安く」という明快なコンセプトの前では、前述のような不満点も“些細なコト”だったのかも…。
実際に手にしてみると、その軽さに感心しちゃう。ボディサイズはキヤノンEOS KissデジタルXといい勝負で、グリップ部などはD40の方がボリューム感がある。でも、重さは35g軽いのよ、D40の方が。「見た目は少しボリューム感があるが重さは軽い」というのが、最も軽さを実感するパターンなんだよね。
画素数は平凡だが、写りの満足度は高い。特にAWBの安定性や色調に感心する。曇天や日陰でも好ましい色。高感度時の画質も見事!
情報画面が3種類から選べるグラフィカルユーザーインターフェースが楽しい。また、設定時にサンプル画像が表示される機能も便利。
連写速度は「2.5コマ/秒」とやや遅めだが、連写できる枚数は非常に多い。また、シャッターの音質がやわらかくて優しいのもマル。
1020万画素のD40Xも登場。だが、2万円以上安いD40の存在意義は大きい。D40Xボディの予算で「レンズキット+大容量メディア」が買える。
画素数や連写などの機能では、どうしてもD40Xより見劣りする。だが、値段の差も大きい。デジ一眼を低予算で楽しみたい人にオススメ!!
600万画素という一時代前のトレンドをうまく使って安く、いいモノを作った印象だ。もちろん価格なりの割り切った部分も感じられるが、一眼レフならではの軽快感は失われておらず、むしろ小型軽量であることが武器になっている。初心者用、入門機ということを考えると、非常に魅力的でソツのない作りだ。超音波モーター搭載レンズ以外はマニュアルフォーカスになってしまうが、もうそこにこだわらなくともイイだろう。むしろ、ボディ内モーターを省いたことでのコストダウンやサイズダウンの方を褒めたい。
600万という画素数は家庭用としては非常に扱いやすい画素数で、A4程度のプリントクオリティは必要十分。世の中、コンデジすら1200万画素にもなっていて、D40はそのたった半分しかないんだけれども、使ってみれば画質差は画素数だけじゃないんだ、というのがすぐにでもわかってもらえるだろう。また、600万画素であることも相俟って、書き込みが速く感じ、カメラとしての軽快感と、デジタル部の軽快感の両方を併せ持つ。それがこの金額で買えるというのは、ちょっとオドロキなのだ。コストパフォーマンスは抜群といえる。
モニターの表示も工夫されていて、モニターを使ったグラフィカルな表示は、無機質な上面液晶パネルが日常の自分には新鮮。このあたりの工夫も、普通の人には一眼レフというちょっと高い壁を低くしてくれるだろう。
派手目でパッと見の鮮やかさがあるD80と同様の仕上がり。画素数は600万画素だけど、初心者だったらその方が扱いやすいかも。
非常に小さいけど、持ってみると手にすっぽりハマり、使いやすい。絞り値、シャッター速度のビジュアル表示もなかなかのアイデア。
600万画素であることもあってか、書き込みが非常に速く、ストレスを感じない。クラス、価格を考えれば、この軽快さは合格点。
デジイチもここまで安くなったかあ、っていうのを実感した機種。600万画素でいいと割り切るならキットは非常にお買い得なり。
とにかく一眼レフの軽快さを手っ取り早く感じたい、でもお小遣いが…という人にはおすすめ。金額以上の満足感はあるはず。
なんといっても値段の安さが魅力。ダブルズームキットで8万円前後の実売価格(執筆時)なので、コンパクトデジカメからのステップアップ組など、一眼レフは初めてという人にはピッタリだ。画素数が600万画素と少ないのを気にする人もいるかもしれないが、無理に画素数を多くしていない分、高感度に強いのがこの機種の最大の魅力。ISO800で撮影してもほとんどノイズが気にならないのだ。
AF駆動用のボディ内モーターを省いてしまったため、AF-SやHSMといったモーター内蔵のAFレンズを使わないとAF撮影できないのと、測距点が水平3点しかないのがウィークポイントだが、測距点がたくさんあるカメラでも中央の測距点が一番精度が高く、中央の測距点だけでピントを合わせるベテランも多い。また、上位機種のD200やD80はフォーカシングスクリーンの前にAF測距点を表示する液晶パネルが配置されているので、ファインダー倍率が高い割には像のキレがいまひとつだが、D40はフォーカシングスクリーンのみなので、像のキレが良く、ピントの山がクッキリと見えるのが気持ちイイ。
露出レベルはやや明るめでファミリースナップ向け。緑を多く含む風景撮影ではマイナスの露出補正が必要になるケースが多い。ある程度、露出がわかってきたらマニュアル露出に切り換えて撮影したほうが、いちいち露出補正をかけながら撮影するよりも効率的だ。
オート撮影ではやや明るめの露出で、コッテリと濃厚な発色が特徴。ISO800が常用できる高感度画質だ。
あれこれマニュアル操作したい人にはやや冗長な操作性だが、オートで撮影する人にはむしろスッキリしている。
小型・軽量ボディなのでフットワークも軽くなる。中上級機ほど多くを望まない分、肩の力を抜いて気楽に撮影できる。
AFで使えるレンズが限定されるが、ダブルズームキットでほぼ満足という人には群を抜くコストパフォーマンスだ。
露出やピント合わせをマニュアルで合わせるのが楽しいと思うベテランユーザーのサブ機としてもオススメ。