OLIMPUS E-510

OLIMPUS E-510

世界最小・最薄・最軽量を実現した1000万画素機であるE-410の上位機種で、効果の高いボディ内手ブレ補正機能を搭載したことが特長のフォーサーズ一眼レフ。これで470gという超コンパクトさはさすがオリンパス!

実勢価格/78,800円(2008年2月中旬調べ)
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  • 2007年11月14日掲載 / 北村智史 : KITAMURA Satoshi

    北村智史 : KITAMURA Satoshi

    北村智史 : KITAMURA Satoshi

    効きのいい手ブレ補正機能が
    ライブビューでの撮影に生きる!

    プログラムAEのときだけだけれど、コントロール(電子)ダイヤルの単独操作で露出補正ができるのが、いちばんのお気に入り機能だったりする。E-410もそうだけど、白飛びしやすい分、露出合わせがシビアになるので、頻繁に露出補正をやることになる。だから、露出補正操作が素早くできるのはとってもうれしいポイントなのである。

    もちろん、手ブレ補正の効きのよさも大きい。やっぱり、望遠レンズを使うときや室内とかの薄暗いシーンで感度を上げずに撮れる便利さと安心感は素晴らしい。ライブビューを使って不安定な姿勢で撮るときも、手ブレ補正があるとないとで大きな違いが出てしまう。そういう意味では、ライブビューには手ブレ補正が欠かせないと言えなくもない。

    E-410と違ってグリップ付きのオーソドックスなスタイルで、これだけ見ていれば普通のカタチなんだけれど、E-410と見比べると少し間延びしているような感じもしてしまう(このあたりは好みの分かれるところだと思う)。でも、ホールド性はぐっといいので(手ブレ補正もあるし)、望遠レンズを多用する人にはE-510のほうがおすすめだ。

    ただ、AFの弱さやファインダー像の小ささはやっぱりつらい。このあたりはE-3では解決されそうな気配ではあるけれど、E-410やE-510のボディサイズでなんとかしてもらいたかったというのがホンネだったりもする。

    わがままチェック!(☆は★の半分)

    画質好感度

    50

    E-510やE-410の画像だけ見ていると、「オリンパスブルーってなに?」って感じがしてしまうけど、鮮やかめの発色はけっこう好み。

    使いやすさ

    40

    グリップがある分、露出補正ボタンが押しやすくなっているし、ダイヤル単独操作で露出補正ができるのはなによりうれしいポイント。

    撮影快感度

    45

    E-410同様、レスポンスはまずまずで、ちゃきちゃき撮れる。E-410よりは重いけれど、現行機種では2番目の軽さも魅力的だ。

    お買い得度

    50

    手ブレ補正が内蔵になって機能がいろいろ増えて、それで2万円の価格差は安いと思う。でもカタチはE-410のが好きだったりする。

    おすすめ度

    50

    小型軽量で写りは上々、お値段もまずまず。それで効果の高い手ブレ補正が内蔵されているのだから、個人的なおすすめ度は満点だ。

    2007年7月3日掲載 / 伊達淳一 : DATE Junichi

    伊達淳一
        : DATE Junichi

    伊達淳一 : DATE Junichi

    控えめに見ても2〜3段分の効果はある手ブレ補正
    これなら開発中の超望遠ズームが待ち遠しい!

    すでに発売されているE-410に、ボディ内手ブレ補正機構を搭載した兄貴分で、E-410よりも多少厚みが増して、ボディ重量も増えている。ただ、グリップがあるので、大きなレンズを付けたときには、E-410よりもホールディングしやすい。

    また、撮像素子や画像処理エンジンはE-410と基本的には同じだが、高感度撮影時での筋ムラはE-410よりも少なくなっている感じだ。撮像素子を上下左右に動かして手ブレを補正するため、ファインダーでは手ブレ補正の効果はまったく感じられないが、撮影した写真をチェックしてみるとE-410よりもキレがいい写真が多い。あえて手持ち限界を下回るシャッター速度で撮影してみたが、控えめに見てもシャッター速度2〜3段分の効果はあるようだ。

    となると、次に欲しくなるのは、開発発表されている70〜300ミリズームだ。35ミリ判換算で140〜600ミリ相当の画角をカバーできるので、高倍率ズーム搭載のコンパクトデジカメよりも望遠で撮影できるし、この画角で撮影できるレンズとしてはコンパクトなのが魅力。また、レンズキットの標準ズームでも、ワイド端で1/4〜1/8秒で手ブレせずに撮れるので、ISO800と併用すれば、ライトアップした夜景くらいなら手持ち撮影も可能だ。ライブビュー撮影時もホールディングが不安定になりやすいが、手ブレ補正のおかげでブレにくいのもありがたい。ただ、E-410同様、オリンパスブルーが出にくくなったのは個人的には残念だ。

    わがままチェック!(☆は★の半分)

    画質好感度

    35

    オリンパスブルー(コダックブルー)に代表される個性派の発色から、ナチュラル志向の上品な発色に。

    使いやすさ

    30

    ファインダー内表示が右横にあるのが好みではないが、それ以外は可もなく不可もなくといった操作性。

    撮影快感度

    30

    エントリーモデルとしては健闘しているが、中級機並の価格を考えるとAF性能の低さは大きなウィークポイントだ。

    お買い得度

    40

    ボディ内手ブレ補正やライブビュー、ダストリダクションシステム搭載と、便利な機能が充実しているのは○。

    おすすめ度

    40

    やはりボディ内手ブレ補正搭載は大きな魅力。高感度画質もまずまずなので、お気楽スナップ派には最適。

    2007年7月3日掲載 / 吉森信哉 : YOSHIMORI Shinya

    吉森信哉
        : YOSHIMORI Shinya

    吉森信哉 : YOSHIMORI Shinya

    手ブレ補正の実力はかなり高い!
    しかもE-410に手ブレ補正機能を入れただけじゃない!!

    有効画素数1000万画素、ライブビュー機能、ダストリダクションシステム。この3つの重要な機能を備え、さらに先発のE-410にはない「ボディ内手ブレ補正」機能も搭載する注目の新製品。

    でっ、いきなり核心を突いちゃうけど、E-510の手ブレ補正の実力はかなり高いよ。実は、7月号の「デジキャパ!」でテストしたんだよね。望遠ズーム40〜150ミリの150ミリ(300ミリ相当)で1/30秒。標準ズーム14〜42ミリの42ミリ(84ミリ相当)で1/4秒。そんなキビシイ条件で手持ち撮影にトライ。その結果、予想以上にブレのないシャープなカットが多かった。もちろん、1回のテストだけで評価はできないけど、実際に使ってみてボクが好印象を覚えたのは事実。

    でも、不満点もあるんだよね。それは、液晶モニター上の手ブレ補正の表示。多くの情報に埋もれた感じで、まるで目立たない。かなり重要な機能だけに、もっと表示の大きさや色使いに工夫が欲しい。

    このE-510を「E-410に手ブレ補正機能を搭載したモデル」と評価するのは早計。そこが最大の違い(アドバンテージ)だけど、他にも違う点はある。たとえば、ISO感度オート時に感度の上限が設定できたり、レンズの周辺光量低下を補正する「シェーディング補正機能」を搭載していたり…といった点などである。これでファインダーのサイズやAF仕様(測距点の数)がもっとハイレベルだったら無敵なんだけどねー。

    わがままチェック!(☆は★の半分)

    画質好感度

    40

    E-410と同様に、自然で深みを感じさせるオリンパスらしい色再現。また、効果の高い手ブレ補正によってシャープな描写も期待できる。

    使いやすさ

    35

    グリップ部があるのでE-410ほどスマートではないが、そのぶん手にした時の安定感は高い。液晶モニターの表示デザインやレイアウトは今一歩。

    撮影快感度

    40

    効果の高い手ブレ補正のおかげで、手持ち撮影が安心して行なえる(過信はできないが)。小さめのファインダーは、ちょっと萎える。

    お買い得度

    40

    エントリー機に“少し上乗せした価格”で、手ブレ補正をはじめとする上位クラス並の機能が得られる。かなりお買い得は高い。

    おすすめ度

    45

    E-410もスマートで高機能なカメラだが、E-510だと手ブレ補正機能もプラスされる。だから、より多くの人にオススメできるカメラだ。

    2007年7月3日掲載 / 増田賢一 : MASUDA Kenichi

    増田賢一 : MASUDA Kenichi

    増田賢一 : MASUDA Kenichi

    まだ見ぬ最高級機E-1より応援したい路線
    でもE-410のほうが魅力的…。

    機能的な面でこのE-510とE-410との大きな違いはボディ内ブレ防止機能を付けたこと、バッテリー容量の大きさくらいだが、だいぶスタイルの違うカメラの印象を受ける。小型軽量のコンセプトは両機種とも同じなんだけれども、E-410は趣味性の高いカメラに対し、E-510は、かなりスタンダードなスタイルだ。ややもすれば没個性的になってしまうが、そのあたりはコンパクトさ、まとまりのよさ、ペンタ部のとんがり(これは結構重要だと思う)などでオリンパスらしさを醸し出している。これにストロボを入れなきゃならないんだから、設計する方は大変だなあ(笑)。

    でも、自分がどっちが好きかと言われると、やっぱりE-410だなあ。さらに贅沢をいわせてもらえれば、E-410のペンタ部がE-510と同じくらいスリムだったらいいなあと思う。E-510は手ブレ補正機能が付いているので、よりバッテリーを多く使うからグリップを付けてスペースを稼いで大容量バッテリーにしたのはよくわかるんだけど、E-410が魅力的すぎる、のかもしれない。使用するバッテリーとグリップを選べたら…なんて考えてしまうんだけど。

    外見の話ばっかりになっちゃったけど、E-510のホールディングは非常にGOOD。このクラスで3点AFというのが、さすがにもの足りななく感じるけど。ライブビューができるという強みもある。次期E-1よりも、こちらの路線で頑張ってほしいな。

    わがままチェック!(☆は★の半分)

    画質好感度

    40

    小さなフォーサーズでもレンズがメチャいいので、解像感は素晴らしい。その特徴ある色の仕上がりも魅力だ。

    使いやすさ

    40

    程よいグリップで、ホールディング性は抜群。コントロールダイヤルでの操作も慣れると早くて楽。

    撮影快感度

    40

    書き込みなどの速度はまさに快適レベル。AF測距点が3点というのは寂しいなあ。AFでメインで使ってると、ちょっと足りない。

    お買い得度

    30

    APS-Cサイズのデジカメが価格で頑張っている分、少し高く感じる。残念ながらお買い得感は低いな。

    おすすめ度

    40

    単にiS付きのE-510、なしのE-410という選択肢ではないあたりがムズかしい。iS&ライブビューが欲しいという人は是非。

    2007年7月3日掲載 /清水哲朗 : SHIMIZU Tetsuro

    清水哲朗 : SHIMIZU Tetsuro

    清水哲朗 : SHIMIZU Tetsuro

    超コンパクトなE-410にたった85g増えただけで
    手ブレ補正機能を搭載できたのはエライ!

    ボディー内手ブレ補正が搭載されている以外、基本性能はE-410とあまり違わないE-510。写りはまったく変わらないので、両者を比較する上での一番のポイントは手ブレ補正機能の有無、それとボディの違い。電池は従来機種と同じBLM-1でグリップ部分が握りやすく膨らんでいるのがE-510。両者に興味があれば握りの違いは絶対に確認するべき。

    重量はE-410と85gしか違わない約460gなのだけど、E-410が軽すぎるだけに両者を比較すると結構重さに違いを感じますね。でも85g違うだけで手ブレ補正機能が得られるので、僕としてはE-510に高い評価をつけていますよ。やっぱりシャッタースピードで最大4段分補正できる点は、被写界深度のあるフォーサーズではかなり生かせますからね。三脚の出番もかなり減りました。より積極的な手持ち撮影ができるという点で評価しています。

    あとオリンパスはAFが弱いかなと以前から感じていたのだけど、修正してきた点では以前の機種よりも高く評価ができますね。「あぁ、肝心なときにフォーカスが外れた」っていうのが、だいぶ減りましたから(苦笑)。連写はあまり使わないけど、秒間3コマはやっぱり淋しいかな。約5コマは欲しい、なんて個人的には思っています。

    わがままチェック!(☆は★の半分)

    画質好感度

    40

    新開発の画像処理エンジン『トゥルーピックIII』の暗部再現性は◎。オリンパスブルーも健在です。

    使いやすさ

    35

    シンプルで直感的にできる操作性は好印象。グリップの握りも○。

    撮影快感度

    40

    E-410同様、淡々とシャッターを押していく感じだが、手ブレ補正効果が結果に表れる点では安心感もあり評価できる。

    お買い得度

    35

    E-410と2万円の差で手ブレ補正機能があるかないかの違い。これをどう判断するか。

    おすすめ度

    40

    ふだん手持ち撮影が多い人や三脚をあまり持ちたくない人は手ブレ補正機能はかなり役立つはず。