Canon EOS-1D Mark III

Canon EOS30D

前モデルのマークII Nからスペックアップ。画素数は820万画素から1010万画素へ、AFクロス測距点は7点から19点へ、連写速度は8.5コマ/秒から10コマ/秒へ、連続撮影枚数はJPEG・Lで48コマから110コマへ、映像エンジンはDIGIC IIIに、高感度画質に優れISO1600が常用に、これだけの進化を遂げながらバッテリー込みで200g以上の軽量化を達成。まさにデジ一眼のフラッグシップである。

実勢価格/481,500円(2008年2月中旬調べ)
  • このカメラのスペック
  • ユーザーレビューを見る
  • 2007年6月20日掲載 / 伊達淳一 : DATE Junichi

    伊達淳一 : DATE Jyunichi

    伊達淳一 : DATE Junichi

    ISO1600が常用できる群を抜く高感度性能
    ライブビュー露出シミュレーションも便利!

    なんといってもISO1600が常用できる高感度性能は群を抜いている。また、リチウムイオンバッテリーも驚くほど減りが少なく、1日中撮影していてもこれまでバッテリー切れになったことがない。カスタムファンクションでライブビュー露出シミュレーションを「する」に設定すると、液晶モニターに表示された画像やリアルタイムヒストグラムで露出レベルを判定できるのは想像以上に便利。三脚撮影時の厳密なピント合わせにも、ライブビューは絶大な威力を発揮する。

    AFセンサーが一新され、精度と感度が向上しているが、手動で選べるAFフレームが19点に減ってしまったので、構図の自由度という点では後退。また、AFフレーム内で遠近が混在するようなシーンでは、センサーが敏感すぎて背景や前景にピントを合わせてしまう失敗も従来よりも目立つ気がする。ただ、ファインダー倍率が高くなり、フォーカシングスクリーンも明るくピントの山も掴みやすいので、MFでのピント合わせは快適。個人的には、親指AFでアバウトにピントを合わせ、MFで追い込むという撮影スタイルが気に入っている。

    10コマ/秒の高速連写は、スポーツや野鳥撮影には強力な武器となるが、高感度撮影時のノイズ低減を「する」に設定して、ISO800以上で撮影すると、連続撮影枚数が14コマまで落ちてしまう。連写を優先するときには、ノイズ低減を「しない」に設定して、DPP(付属の現像ソフト)でカラーノイズを低減するといいだろう。

    わがままチェック!(☆は★の半分)

    画質好感度

    45

    高輝度側・階調優先=「する」だと、ハイライトが白トビしにくいのが魅力。高感度画質も◎だ。

    使いやすさ

    40

    3型液晶モニターは大きく見やすい。操作性もわかりやすくなっているが、AFフレームの任意選択は個人的には×。

    撮影快感度

    50

    10コマ/秒の高速連写はまさにカイカン。このカメラの速さと高感度特性の良さに慣れてしまうと、他のカメラは使えない。

    お買い得度

    35

    高感度画質とファインダーの良さは、高速連写を必要としない人にも魅力。ただ、30Dや5Dの後継機まで待ちたいところ。

    おすすめ度

    30

    スポーツや野鳥撮影をする人なら借金してでも買う価値はあるが、それ以外の人にはAPS-Hという撮像素子サイズと価格が微妙。

    2006年9月20日掲載 / 増田賢一 : MASUDA Kenichi

    増田賢一
        : MASUDA Kenichi

    増田賢一 : MASUDA Kenichi

    操作性が大幅アップ! 片手でラクラク!!
    マークII Nから画素数up以上の高画質!

    自分的にはこれほどの連写機能は不要なのと、それよりは画素が欲しいわいという感じなので、欲しいか欲しくないかと言われれば特に要らないカメラ(やっぱり本命はDsマークIIの後継機狙いだ〜!)。でも、そのDs後継機に継がれるであろう新機能が多く見られるのは非常にワクワクする。

    とくに操作系が5D以下の機種と同様になり片手でも操作できるようになったのは歓迎すべき点。押しをキープする従来の操作系は慣れればいいっていう問題じゃなく、何らかの状況で片手が塞がっていた場合、操作できず、非常に不自由に感じていた。それも下位機種では片手でもスイスイ操作できるのに。正直、1D登場の時点でやってもよかったんじゃないの? とも思ってしまうが、これは今更言ってもしょうがないか。マルチコントローラーも付いたこと、リチウムバッテリーになったのは実用上、非常にありがたい。

    サプライズだったのはライブビュー。結構、動きながら撮るときにノーファインダーで撮ることもあるので、ライブビューがあるとずっと見ているわけにはいかないけど、目安になるんで助かるなあ。

    絵作りはというと、マークIIIから得られる画像はマークII Nから得られる画像よりその画素数差以上の差を感じることができる。とくに高感度域のクオリティの高さ。暗ければ平気で感度をガンガン上げていってしまうボクとしては、この辺りは垂涎モノなのだ。

    わがままチェック!(☆は★の半分)

    画質好感度

    45

    高感度でのノイズの少なさは文句なしにウレシイところ。高感度を思い切って使うことが好きなのでDs系に反映されるといいな。

    使いやすさ

    50

    やはり1D系の従来タイプである両手操作は、いざというとき不便に感じることも多い。その操作系を変えたのは大歓迎したいところ。

    撮影快感度

    40

    快感度に関しては、もうなにもいうことありません。でも音は好きじゃないなあ。DsマークIIの音が一番リズムが刻みやすいのだ。

    お買い得度

    50

    業務用機としてこの機能であれば間違いなくお買い得! もちろん普通に見れば相対的に高いかも知れないけどその価値以上あり。

    おすすめ度

    25

    この機種はホントに業務用機なので、必要な人以外に勧める必要はないと思う。でもスポーツ系の人には神器となるカメラだ。

    2006年9月20日掲載 / 加賀和哉 : KAGA Kazuya

    加賀和哉 : KAGA Kazuya

    加賀和哉 : KAGA Kazuya

    アスペクト機能でマークIIから買い換え!
    ファインダーの良さと軽量化もマル!!

    ボク、1DマークIIが気に入っていてね。10メガクラスが主流になってきても、画質に不満があるわけではないし、他のデジタルEOSに興味がわくことはなかったんだ。でもこのマークIIIは発表と同時に予約して、発売日には自分のものにしてしまった。最大の理由はアスペクト情報が付加されたこと。これがなかったら、たぶん飛びつかなかったと思う。必要に応じてトリミングすれば同じことかもしれないけど、フルフレーミングにこだわってしまうものだから、これはすごく嬉しい機能なんだ。ただ、フレーミングラインが表示されるのは液晶モニターだけだから、たとえば正方形フォーマットでフルフレーミング撮影をしたい場合、ライブビュー撮影をしなくてはならない、というのがちょっと不満。ファインダー撮影でも設定したアスペクト情報が表示されれば最高だよね。

    ファインダーがかなり良くなったことと、ボディがずいぶんと軽く感じられることも嬉しいな。バッテリーが小型・軽量化されたことに加えて消費電力も小さくなっているから、ボクの撮影レベルならバッテリーのスペアもいらない。気持ちはいつまでも少年なんだけど、悔しいことに肉体は衰えているから、これはすごく大きい機能だと思う。

    もちろん画質や解像度の進化も著しいし、画像処理スピードの速さも超一級品。まだ使い始めたばかりで、マークIIIを充分に理解しているとはいえない状態だけど、ワクワクできることは間違いないな。ホント、かなりいいカメラだよ。

    わがままチェック!(☆は★の半分)

    画質好感度

    50

    高感度でも安心して使える超低ノイズに加え、コントロール自由度も抜群。文句のつけようがない画質だね。

    使いやすさ

    50

    感度設定の方法など、マークIIの操作が一部変更されたことに一瞬とまどったけど、基本操作は踏襲。迷いがなくていいね。

    撮影快感度

    50

    処理スピードは抜群だし、倍率が上がってさらに良くなったファインダーも気持ちいい。ストレスはゼロに等しいな。

    お買い得度

    40

    絶対的な価格はどうしたって高いよね。でも、ボクの使用目的と感覚的満足度を考えれば…ま、べらぼうに高いわけでもない。

    おすすめ度

    35

    趣味のカメラとしてはどうなんだろう? ボクは好きだから星の数は多めだけど、価格を考えると…。