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デジタル一眼レフ初の、左右180度、上下270度に回転する2.5型20.7万画素のフリーアングル液晶を搭載。キットとして発売される2本のライカ製ズームレンズにも注目が集まる。
ライブビュー機能が一般化するなか、唯一コンパクトデジタルカメラと同等の使用感が得られるのがルミックスL10だ。ライブビュー+コントラストAFで多彩なAFモードが利用できる。今のところ、ライブビューのコントラストAFに対応しているのは新しく登場した2本のバリオエルマーのみだが、この機能以外は、従来レンズやオリンパス、シグマのフォーサーズも問題なく使える。目玉は「顔認識AF」で、これは想像以上に優秀だ。
液晶モニターは2.5型とやや小さいが、可動式で左右180度、上下270度に回転するので、横位置はもちろん、縦位置でもフリーアングルでの撮影が可能だ。本機の光学ファインダーはお世辞にも見やすいとはいえないので、スポーツなど動きの速い被写体以外はライブビューでの撮影がおすすめだ。液晶モニターの視野率は100%なので、フレーミングも有利である。なお、マグニファイヤーが標準付属されてはいるが、マニュアルフォーカスは快適であるとはいえない。
スーパーソニックウェーブフィルターの搭載により、ゴミ問題はほぼクリア。手ぶれ補正はレンズ側での対応と、本機はデジタル一眼レフカメラに必要とされている機能をすべて備えている。軽量コンパクトなボディは機動性も十分。しかし、レンズキットが少々高価(2008年1月上旬の実勢価格で141,200円)なのが残念。前述のライブビューのコントラストAFを活用しようとすると、レンズキットが必須となる。でも、なんといってもライカDレンズの描写は魅力。逆光などではフレアやゴーストの影響がほとんどなく、特に夕景の撮影ではその威力を実感した。多少値は張るが、あとで後悔しないためにもレンズキットの購入が絶対におすすめだ。
色彩豊かで深みのあるパンチの効いた発色が魅力。ただ、ハイライト側はもう少し粘りがほしい。
ライブビューのアドバンテージを最大限に活かせるフリーアングルの液晶モニターは強力な武器だ。
ライブビューはほかの機種より快適に使える。でも、ファインダーを使った通常の撮影はあと一歩。
エントリー機のレンズキットとしては高めの価格設定だが、この機能性とレンズ性能を考えれば妥当か。
従来の一眼レフにない新しいスタイルでの撮影が楽しめるカメラ。ぜひライカDレンズとセットで。