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機材レポート

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微粒子&ハイコントラストを実現したノスタルジックなモノクロフィルム
「ベルゲール Pancro 400」

雰囲気のあるモノクロ描写が魅力の銀塩フィルムが登場。フィルムカメラの名機「ライカM6」を手に街へ繰り出した。デジタルカメラでは体験できない、写真を撮る特別な楽しさが味わえる。

〈写真・解説〉藤井智弘

雰囲気のあるモノクロ作品がフィルムで手軽に撮影できる

ライカM6+Pancro400(撮影:藤井智弘)

高級バライタ印画紙で有名なフランスの感材メーカーBERGGER(ベルゲール)から、なんとモノクロフィルムの「Pancro 400」が新発売。カメラ用品メーカーの蔵CURAが日本の代理店になった。Pancro(パンクロ)とはパンクロマチックの意味で、可視光線に感光する一般的なモノクロフィルムのことだ。

感度はISO400で、ISO200に減感したり、ISO800やISO1600に増感も可能。ここではISO400で撮影し、カメラ量販店のDPコーナーに現像に出してみた。富士フイルム系の処理だったが問題なく現像できた。そしてフィルムスキャナーでネガをスキャンし、デジタルデータ化している。

ネガはやや薄いように感じたが、スキャンしてみるとハイライトからシャドーまで滑らかな階調。しかもISO400としては微粒子で、扱いやすいフィルムだと感じた。風景やスナップ、ポートレートなど被写体を選ばない万能モノクロフィルムだ。最近、若い人を中心に再びフィルムが注目されてきているが、「Pancro 400」の登場でフィルム熱はさらに高まりそうだ。

ライカM6×Pancro400作例(撮影:藤井智弘)
ライカ M6 ズミクロン 35mm F2 絞りF11 1/250秒

ライカM6×Pancro400作例(撮影:藤井智弘)
ライカ M6 ズミクロン 35mm F2 絞りF8 1/500秒

雰増減感に対応し撮影範囲が広がる

パンクロ400

パトローネ(フィルムが入っている円筒形の容器)にはISO200、400、800、1600の感度メモ欄があり、撮影したときの感度が記録できる。増感や減感をしても、現像時に処理ミスが防げるので安心だ。

パンクロ400
135サイズ
パンクロ400
120サイズ

35mm判の135サイズと、中判カメラ用の120サイズをラインアップ。135は36枚撮りだ。また4×5、5×7、8×10インチのシートフィルムも取り扱う。なおベルゲールはフランスのブランドだが、「Pancro 400」はドイツで製造されている。

■Pancro 400
2017年4月1日発売
135サイズ(36枚)蔵CURA直販価格 1,188円(税込)
120サイズ 蔵CURA直販価格 1,188円(税込)
4×5インチ(25枚シート)蔵CURA直販価格 7,182円(税込)
4×5インチ(50枚シート)蔵CURA直販価格 13,133円(税込)
5×7インチ(25枚シート)蔵CURA直販価格 13,133円(税込)
8×10インチ(25枚シート)蔵CURA直販価格 22,680円(税込)

映画のような再現性が魅力のカラーネガフィルム「Cinestill 800T-120サイズ」

パンクロ400

蔵CURAでは、アメリカのCinestill(シネスチール)も取り扱う。まるで映画のワンシーンのような趣のある写真が撮れるフィルムだ。800TはISO800の高感度タイプで、タングステン光に合わせている。これまで135サイズのみだったが、120サイズも登場した。デーライトタイプの50D-120サイズも発売予定。

■Cinestill 800T-120サイズ
2017年4月1日発売
蔵CURA直販価格 2,376円(税込)

プロフィール

藤井智弘さん 藤井智弘(Tomohiro Fujii)
1968年東京生まれ。東京工芸大学短期大学部写真技術科卒業。1996年に写真展を開催後、フリー写真家になる。カメラ誌の撮影や執筆を中心に活動し、作品では国内や海外の街を撮っている。2016年9月より、デザインオフィス(株)AQUAに所属。公益社団法人日本写真家協会(JPS)会員。

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