スターへの道を歩み始めた16歳の今を撮る 写真家が追うシンデレラストーリーの記録

CAPA2009年1月号「土屋勝義×滝沢カレン」撮影現場レポート

前編 │ 後編
ファッション誌の専属モデルオーディションで「ミスセブンティーン2008」グランプリに輝いた16歳の少女、滝沢カレン。彼女をデビュー前から追い続ける土屋勝義カメラマンと、受賞後初のセッションが今回実現した。レンズを向けると彼女は今の自分自身を出す、それを受け止めて撮る、という一瞬の真剣なコラボレーションが続く。『CAPA』1月号198ページで掲載した“土屋×カレン”と一丸となって走ったスタッフの撮影現場レポートだ!
土屋勝義×滝沢カレン

撮影は芦ノ湖畔にある箱根恩賜公園の記念館でスタート。メイクを終えて現れたカレンがカメラの前に立つと、外国にいるかのようにその場の雰囲気が一変してしまった。今回の撮影で土屋カメラマンは新鋭オリンパスE-30をチョイス。アートフィルターをファンタジックフォーカスにセットし、ライブビューでフィルター効果を見ながら撮影した。

土屋勝義
土屋勝義
CAPAの表紙や「写し屋の肖像」などを担当、大活躍中のカメラマン。滝沢カレンさんのデビュー前から彼女の魅力をいち早くキャッチして撮影を行ない、いわば彼女の“発掘”に携わった。[Official Site]
プロフィール
滝沢カレン
1992年5月13日生まれの高校1年生。ロシア人の父と日本人の母を持つハーフ。木村カエラなどトップモデルや人気女優を輩出しているファッション誌セブンティーンの専属モデルオーディションで、応募者6238人の中からミスセブンティーン2008グランプリに輝いた。最終選考の読者投票で圧倒的な支持を受け、きわめて珍しいグランプリ単独受賞という快挙を成し遂げた。映画「ROOKIES(ルーキーズ)」への出演も決定するなど、スターへの道を歩み始めている。グルーヴィー・エアー所属。
滝沢カレン(撮影:土屋勝義)

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シンプルに見つめる彼女から品の良い美しさが現れる。オリンパスE-30のアートフィルターを活用してファンタジックにとらえた。
オリンパスE-30 ズイコーデジタルED9〜18ミリF4-5.6 9ミリ時 プログラム 絞り開放 1/60秒 +0.7補正 WB:9400K ISO500 アートフィルター:ファンタジックフォーカス

ぐっと大人になったカレンに皆ビックリ!

 11月中旬の朝、前日の雨がうそのように晴れ渡った青空の下、我々「土屋勝義×滝沢カレン」チームは芦ノ湖畔に到着した。

 高校入学とほぼ同時であるこの春から芸能活動を開始した滝沢カレンは、それからわずか数ヶ月、8月にファッション雑誌の専属モデルオーディション「ミスセブンティーン2008」グランプリを受賞し、スターへの道を歩み始めている。その彼女をデビュー前からいち早く魅力をキャッチして撮影を行なってきたのが土屋勝義カメラマンなのだ。一夏過ぎるとぐっと大人になってしまう高校1年生、だからまだ春のうちに初々しい彼女を撮っておきたいと、土屋カメラマンは数回に渡り撮影を行なってきた。彼女にとって、プロのカメラマンに撮られることはそれが初めてであり、レンズを向けると頬を赤く染めてしまうのだった(『CAPA』12月号でその頃の作品を掲載)。

 前回の撮影以来5ヶ月ぶりのこの日、オーディション受賞後初めて、土屋カメラマンとカレンは再会した。

 現れたカレンに皆は息を呑んだ。それまでの恥ずかしがり屋の女の子とは一変、洗練された雰囲気を身につけていた。スタイルまでさらに良くなったように見える。夏を過ぎれば大人になる、それ以上に、グランプリ受賞とその後の経験の大きさを風貌が物語っていた。

 当初、お出掛けでおしゃれをしてきた高校1年生、というコンセプトだったが、彼女を見たヘアメイク河口とスタイリスト山口が直感的に即座に路線変更し、今の彼女を生かすスタイリングを行った。準備ができて最初の撮影ポイントである記念館に現れた彼女は、上品な美しさを備えた女性だった。ステンドグラスの前に立つと、その場がまるで外国になったかのようだった。土屋カメラマンはオリンパスE-30のアートフィルターをファンタジックフォーカスにセットし、幻想的な雰囲気に仕立てた。

 土屋カメラマンはアングルや光などを細かく変え、丹念に一枚一枚をおさめてゆく。以前はカメラの前で頬を赤らめていた彼女は、堂々とレンズを見据えてポーズをとった。

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