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CAPA7月号表紙
梅雨入り前にもかかわらず、あいにくの雨。しかも、かなりの本ぶりだ。これでは自然光が入るハウススタジオといえども、ギラギラとした夏の太陽光がふりそそぐ、といった夏の号の表紙イメージからは、ほど遠い…。
はたして、土屋勝義カメラマンはどうするのか?
「ちょっとHMIを点けてみて」
まずは、こうアシスタントに指示を出す。
HMIとは、デーライトタイプのライト(照明器具)のこと。定常光のため、一般にストロボよりキメ細かなライティングがしやすく、色温度も安定するのが大きな特長だ。
スタッフをモデルに見立ててテスト撮影。ライティングを検討するライトの光をレフに反射させて面光源とし、パキッとした屋外の光ではなく、部屋の中全体を明るく照らす、夏の昼下がりといったイメージにしてみるが…どうも今ひとつ印象が違うのだろう。すぐにストロボに切り替えた。ふつうならスタンドにストロボヘッド(発光部)をセッティングするのだが、土屋さんは何と、アンブレラ付きのヘッドをアシスタントに手で支えさせた!
ストロボヘッド本体は熱くなるので、スタンドに取り付け、傘とスタンドで持つようにする。
「よろしくおねがいしま〜す♪」
スタジオ内に、みずみずしい声が響きわたった。
7月号の“主役”は相澤仁美さん。グラビアやバラエティ番組をはじめ、さまざまなフィールドで活躍中だ。
さらに送風機を持ち出す土屋カメラマン。髪の毛を風でたなびかせ、ドラマチックにしてみようという意図らしい。「よし、まずはこんな感じでいきましょう!」。いよいよ、モデルさんの登場だ。
撮影画像をカメラの液晶モニターでチェック。「今回は“瞳の演技”にこだわっていこう」と土屋カメラマン。仁美ちゃんもうなずいた。「ストロボの位置が今回のライティングの“命”だからな。仁美ちゃんの動きに合わせ微妙に調整して。風も“演技”させて」。そうスタッフに声をかけ、シャッターを押す土屋さん。すぐさま仁美ちゃんに撮影画像を見せ、ポーズや表情の意図を伝える。
土屋さんと仁美ちゃんの“波長”が徐々にシンクロし、気持ちが盛り上がっていくさあ、本番だ! 土屋さんの声にも、力がみなぎる。途中、仁美ちゃんにカメラの持ち方をアドバイスしつつ、徐々にテンションを上げていく。パシャ、パシャ、パシャ。シャッターを切る独特のテンポのよさが、その場の空気を濃密なものにしていく。
「そう、やさしく微笑んで」。
土屋さんの声がスタジオに響く。と同時に、仁美ちゃんの“時間”が動き出した。アシスタントも、ヘアメイクも、スタイリストも、彼女のリズムが途切れないよう、神経を研ぎ澄まし、すばやく動いて自分の仕事を冷静にこなしている。これぞプロのチームワーク。
仁美ちゃんの集中力も凄まじい。元気いっぱいの笑顔から、見る人を惑わせるような妖しい憂い顔、どこか相手を挑発するような表情まで、千変万化。現場のボルテージも、どんどん高くなっていく!
今回はここまで。6月27日アップ予定の後編では、仁美ちゃんからのメッセージや土屋さん本人が撮影をふり返るコメント動画も掲載。お楽しみに!
サントリーのラテン系ソーダ『ビンゴ☆ボンゴ』CMでチャーミングな視線と悩ましい姿態に釘付けになった皆さんも少なくないはず。第1回ミス・エアギタージャパンコンテストで準ミスに輝き、2007年はヤクルトスワローズ公認サポーターにも選ばれるなど、グラビアやバラエティ番組をはじめ、さまざまなフィールドで活躍中だ。