2006年11月 熊野古道写真教室

2日目に行われたバーベキュー。この日はわざわざ熊野市長(写真中央)が様子を見にきました。)2日目に行われたバーベキュー。この日はわざわざ熊野市長(写真中央)が様子を見にきました。)

10月初旬に、熊野市魅力再発見委員会主催による「熊野古道写真教室」が開催されました。今回の撮影会には、竹内カメラマンのほかに『CAPA』『四季の写真』などにもよく登場する写真家・神吉猛さんと、最近ニューヨークのスナップ写真集を出版した佐藤仁重さんが講師として招かれました。昨年から熊野へは仕事の関係で幾度と訪れていますが、撮影会でここに来るのは初めて。台風が接近していたせいもあって終始はっきりしない天気ではありましたが、熊野を巡るのには良い条件でありました。

(文・榎元俊介/状況写真・福島崇広)

初日

強烈なおもてなし! 飛鳥神社

蚊の大群にもめげずに黙々と撮影を続けます。(熊野市・飛鳥神社)蚊の大群にもめげずに黙々と撮影を続けます。(熊野市・飛鳥神社)

尾鷲駅に集合した一行は、バスに乗り込み熊野市の飛鳥神社へと移動しました。飛鳥神社へは樹齢1300年の巨木を撮影に行ったのですが、巨木に感心したのもつかの間。その感動を打ち消してくれたのはヤブ蚊の大群でしたぁ。もう、撮影どころじゃないのです。そしてひときわ多くの蚊に好かれてしまったのが、アシスタントの福島くん。なぜか福島くんのまわりだけ異様に蚊がたかっていたのです。

竹「はっはっはぁ〜。オマエ好かれたなぁ〜! 蚊は黒い色に寄るんだよきっと……」

福島くんのこの日の服装は黒のトレーナーに黒っぽいズボン、そしてカメラバッグと三脚も黒。「よってきてくださ〜い」ってアピールしているようなもの。これからは服の色に気をつけましょうね!

波田須の石畳

参加者のフレーミングをチェックする竹内カメラマン。(熊野市・波田須の道)参加者のフレーミングをチェックする竹内カメラマン。(熊野市・波田須の道)

熊野といえばやっぱり石畳! ということで、波田須の石畳に行きました。天候は石畳を撮影するにはちょうど良い曇りで、柔らかい光の中で撮影ができました。ただ、この石畳は道幅が狭く、竹内カメラマンが見つけたポイントを順番に撮影待ちする状態。曇りに加えて森の中で暗かったため、シャッター速度は超スロー。順番待ち渋滞ができてしまいました。参加者の中には初心者もいて、「スローシャッターって何ですか?」とか「レリーズはどこにつけるんですかぁ!?」なんて質問もあってちょっと困惑した顔をする竹内カメラマン。そんな時、細かい説明をしなければならないのはアシスタントのお仕事。福島くんがカメラの使い方を丁寧に教えていると、今度は遠くから「カメラこっちに持ってこ〜い!!」と竹内カメラマンに呼ばれ、てんやわんやの福島くんでした。

2日目

迷子の福島

「ダメだよ、はぐれちゃ〜。えっ、このタオル? やぶ蚊よけだよ!!」と神吉さん。(丸山千枚田)「ダメだよ、はぐれちゃ〜。えっ、このタオル? やぶ蚊よけだよ!!」と神吉さん。(丸山千枚田)

バスを使う撮影会の場合は、まず竹内カメラマンがバスに乗り込み、その後ろをアシスタントが機材とともに車で追いかけると言うのがいつものパターンなのですが、今回もその形式でバスを追いかけていたときのこと。ゆっくり走っている軽自動車に行く手を阻まれて、バスを見失ってしまったのです。竹内カメラマンはひらめきで急に目的の場所を変更することもあるので、これはピンチ、いや大ピンチ!! 予定では丸山千枚田に行くはずなので、とりあえずそこへ行ってみることに……。おっ、バスらしきものが見えた! ホッとした福島くんの携帯が突然鳴った! 「オマエ、どこに行っちゃったんだぁ〜!!」竹内カメラマンである。「あっ、先生の姿、もう見えてますんで……」
いや〜本当に変な汗が全身からにじみ出てきましたよ〜。で、肝心の千枚田ですが、収穫時期にはまだちょっと早くて、稲穂も黄緑色でした。

絶景のバーベキューに舌鼓!

ひろ〜い砂浜でバーベキュー。何だかいいにおいがしてきます。(七里御浜)ひろ〜い砂浜でバーベキュー。何だかいいにおいがしてきます。(七里御浜)

七里御浜で、主催者が昼食に用意してくれた海鮮バーベキューをいただくことに。鯛汁、地元の魚、地元のみかんと色とりどりの食べ物が用意されていました。ひろ〜い砂浜で大海原を前に食べるバーベキューはもう言うコトなし! 竹内カメラマンも参加者と一緒に夢中で口にしていました。

「先生と取材に出かけると昼食は決まって蕎麦ですからねぇ〜(涙) 蕎麦だけじゃあアシスタントは力が出ないんですよ〜! やっぱりこれくらいのボリュームがないと……」しみじみと福島くん。