2007年8月 新潟・東北取材

2日目

晴れ男は誰?

小国町のシシウドやっぱりシシウドには青空が似合います!(山形県小国町)

この日の天気予報は雨。ところが当日は、青空が広がる快晴でした。「最近、天気予報が当たらないなぁ〜」とつぶやく竹内カメラマンに、「晴れ男ですから、僕!」と得意げな顔をのぞかせるアシスタントの種清くん。

そんなやり取りをしていると、目の前にシシウドの群落が現れました。花も傷みがなく、ちょうど見ごろです。スッキリ晴れた青空と、シシウドの白い花とのコントラストが実に爽快!
「ここはシシウド地帯だな!」
シシウドに囲まれながら、どこか嬉しそうな竹内カメラマン。

  • どういうわけか、僕が取材に同行すると天気に恵まれるんです。でも、天気が良すぎて問題な場合も…なきにしもあらずですかねぇ(笑)

アシスタントは命がけ!

飯豊の橋の上から清流を狙う竹内カメラマン橋の上から清流を狙う竹内カメラマン(山形県小国町)

小国町の飯豊温泉へ続く県道を、谷の奥に向かってずんずん進んでいきました。そこは小玉川に沿って走る道で、上流へいくにつれ、川の水はよりいっそう透明度を増していく感じがしました。

車で行けるところまで行ってみました。そこには一本の小さな橋があり、川までの高さは十数メートル。覗き込むと、おなかの下あたりがゾゾッとするほどです。でも、そこから見る川の風景は本当に美しいものでした。

橋の欄干に三脚をもたれかけさせて撮影をはじめます。
「あの枝がちょっとじゃまだなぁ。何か長い棒で引っ張り寄せておいてくれ!」
車に積んでいた一脚をめいっぱい伸ばし、なんとか枝にひっ掛けて引き寄せた種清くんでしたが、体半分が崖にはみ出ている状態! 谷底に落ちやしないかと恐怖に怯える種清くんを横目に、撮影に没頭する竹内カメラマンだったのでした。

そば屋の主人と意気投合

飯豊温泉のそば屋で食べた天ぷらそば注文したのは天ぷらそば。出されたそばは、エビ天がどんぶりから逃げ出しそうなほど超特大でした。(山形県小国町)

飯豊温泉で昼食を取ることになりました。入ったお店は、やはりそば屋。注文して待っていると、店の主人が話しかけてきました。
「失礼ですが竹内先生ですよね?」

実はこの主人、写真好きでこの辺りの風景を撮り続けているらしいのです。撮影会やハイキングのガイドもしているそうで、その時期その時期の見どころも把握しているとか。そばを食べながら話に花が咲き、小一時間も話し込んでしまいました。

トラブル発生!

赤滝冷や汗をかいている種清くんを尻目に、赤滝を撮影する竹内カメラマン。このあたりから天気が怪しくなってきました。(山形県米沢市)

小国町で数か所撮影したあと、福島方面へ車を走らせました。目的地は檜原湖。なんでも、おいしいパン屋が湖畔にあるとか…。紅葉の名所である西吾妻スカイバレーを抜けて檜原湖を目指します。

途中、「せっかくだから滝を撮っていくか!」ということで、スカイバレーの途中から見ることのできる赤滝を撮影。超望遠レンズを三脚の雲台にセットし、カメラに一脚を補助的に取り付けます。ここで種清くんが「あれっ!?」

種清くん、一脚が一本足りないことに気付いたのです。
「あっ、あのとき……」
そうです。飯豊の崖っぷちで一脚を使って枝を引き寄せたとき、車に積み込むのを忘れてしまったのです。常に2本の一脚を車に積んでいるので撮影に支障はなかったのですが、これは大事件です。

これから戻るわけにもいかないので、先ほどのそば屋の主人に事情を説明して、取りに行ってもらうことに……。あとで連絡を入れてみると、やはりその場所にポツンと取り残されていたそうです。気をつけましょうね、種清くん!

その後、檜原湖畔でパンを購入。その足で喜多方へ向かい、喜多方ラーメンを食べてから東京へ戻ったのでした。

  • あのときは本当に焦りましたよ! 今までで一番焦ったかもしれません。そば屋のおじさんに大感謝です。

※今回の取材は2007年6月に行われました。
 なお、竹内敏信さんが現在病気療養中のため、しばらく連載をお休みします。